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穏やかな日差しが温かい佐世保の地で、全国で約4,000名が参加した地区予選からそれぞれ勝ち残った学生30名による「全国大学ビブリオバトル2025」本戦が開催されました。本学から本戦に駒を進めたのは5年ぶり。地域創生学科地域文化コース4年の浜本菜美さんが出場しました。
本戦は、30名が6つのグループに分かれたセミファイナルが行われ、各グループから勝ち残った1名ファイナルに進めます。

受付を無事に終えた浜本さんは、控室にて同じグループの学生さんと楽しく雑談しており、落ち着いた様子で、記念になるからと参加者の証のたすきをかけ喜んで写真撮影に応じてくれました。
いよいよ始まったセミファイナル。
始まる前に会場の入口で「『異常』の発表を聞きに来ました」という方に出会ったそうで、余計にテンションがあがり妙な緊張していた彼女の手は少しだけ冷たくなっていました。それでも落ち着いて発表を終え、結果の発表???。なんとファイナリストに選ばれました。
ファイナル開始前、ファイナル会場の入口前では、今回出場者の紹介本の販売が行われており、『異常』を手に取っていらっしゃる方が多数見受けられました。これはかなりの好印象!
ファイナルでは、これまでで一番大きなホール会場で行われたにもかかわらず、持ち前のバイタリティでものともせず、堂々とした発表を行いました。ずっと彼女の発表を見てきましたが、ブロック予選、ブロック決戦、セミファイナル、ファイナルのうち、ファイナルが最高の発表でした。
しかも、セミファイナルで地元カープファンなのかという質問をうまく発表に活かした臨機応変さも魅せてくれました。
発表後のディスカッションタイムでは、一瞬で多数の手が上がり、ファイナリストの最終発表者として場を大きく盛り上げてくれました。
会場の投票が行われ、例年よりも集計作業に時間がかかり、僅差の予感???!?
始まった表彰式で浜本さんの名前が呼ばれたのは???なんと!!!準グランドチャンプ本でした。
県立広島大学が主催した予選からファイナルまで勝ち上がり準グランドチャンプ本を獲得したのは、通算3回目。昨年の叡啓大学豊崎さんに引き続き2年連続になります。

授賞式では、特別審査員の俵万智さんからトロフィーと副賞を授与され、授与後にはもう一人の特別審査員である金沢知樹さんと談笑する様子を見ることができました。
本を通じてたくさんの人や仲間と出会ったビブリオバトルで得た経験は、浜本さんのこれからの人生にも彩を与えてくれることと思います。

本当におめでとうございました。
浜本菜美さんが発表した『異常(アノマリー)』は図書館で借りることができますので是非手に取ってみてください。あなたも「異常」事態の目撃者になるかも????
県立広島大学図書館では、読書の楽しさ、人に感動を伝える楽しさをビブリオバトルを通じて支援していきます。

大会結果詳細については、全国大学ビブリオバトル2025公式ホームページを御覧ください。
https://zenkoku.bibliobattle.jp/
問い合わせ先
県立広島大学本部事務部教学課教務係
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