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「人々の生存」にかかわる分野の専門知識?技術を用いて社会の課題を解決できる能力を修得し,地域の活性化や良好な生存環境の保全?持続可能な社会の発展などに役立つ科学を探究できる人材を育成します。
ライフサイエンスやバイオテクノロジーに関する専門知識?技術を修得し,医薬品,食品,アグリバイオ,生殖科学などの分野で活躍できる人材を育成します。
地域で学び,世界が舞台
生命科学は20世紀半ばから,理学,農学,医学,工学などの周辺分野との融合が進み,医薬品や化粧品の開発,アグリバイオ,生殖における診断技術などのバイオテクノロジーの爆発的な展開を可能にしようとしています。生命科学コースでは,生命体の分子?細胞から個体レベル,そしてそれらを取り巻く生命環境領域全体を理解するための総合的な教育につながる特色ある研究を通じて「生命の営みを支え,人々の生存や繁栄に貢献する人材の育成」を目指しています。
生命科学コースでは, 3年生から「生命機能の解明」や「生物資源の開発」などにつながる実践的あるいは学術的研究課題を設定した卒業論文研究に取り組みます。この2年間にわたる卒論研究において,日本や世界の各地で経験を積んだ教員と共に生命科学の新たな発見を目指した研究にチャレンジして,課題探究能力,課題解決能力を身に付けます。生命科学を通じた自己研鑽,実践的?学術的研究活動を通じた地域貢献や世界へ挑戦する研究活動に興味のある皆さん,自然環境に恵まれた庄原キャンパスで,私達と一緒に生命科学の探究に打ち込んでみませんか?
持続可能な社会の発展と良好な生存環境の保全に関する専門知識?技術を修得し,環境の保全や評価,資源の循環利用などに関する分野で活躍できる人材を育成します。
地域環境と地球環境での調和を目指して
人間活動が地球規模で拡大するにつれ,地球は小さくなってきてしまいました。そのために様々な環境委問題が起きており,皆さんも,不安ではないでしょうか? 地域環境および地球環境での調和を目ざすことが必要であり,そのため環境科学を専門とした人材が社会で必要になっています。
本コースでは,生態系?生き物と密接にかかわりながら,環境科学に関する教育?研究を行っています。 環境研究分野は学際的で幅広いため,本コースは環境研究分野をカバーすべく,幅広い専門の教員から構成されています。詳しくは,それぞれの教員の魅力的な内容を見ていただきたいですが,具体的には,環境現象?環境生物の解明や影響評価を行う内容から,持続可能な社会を実現するために環境工学,LCAなど人間活動まで踏まえた幅広い教育?研究内容をカバーしています。研究対象とする場所も地域環境から地球環境を見据えたもの:国内の森林,河川,海域,農地?草地のみならず国外のフィールドを用いた研究もおこなわれています。実験室レベルの研究からフィールドに出る研究まで様々です。卒業生はこれらの教育を受け社会の多様な場所で活躍しています。皆さんも環境科学に取り組んでみませんか!
生命機能の解明,生物資源の開発によるクオリティ?オブ?ライフ(生活の質)の向上,持続可能な社会の構築,良好な生存環境の創出など「人々の生存」に関わる分野において,生命科学と環境科学に関する専門的知識,新たな概念や技能を活用?探究すると共に,他者と協働しながら生命の営みを支え,健全な環境を守り?創出する「課題探究型地域創生人材」としての能力を身に付けた学生に学士(生命環境科学)を授与します。
【具体的人材像】
○「地域の活性化に役立つ科学」を探究できる人材
○「生命の可能性や良好な生存環境」を探究できる人材
○「持続可能な発展のための科学」を探究できる人材
【知識?技能】
?生命機能の解明,生物資源の開発によるクオリティ?オブ?ライフ(生活の質)の向上,持続可能な社会の構築,良好な生存環境の創出など「人々の生存」に関わる分野に関する基礎学力を身に付け,かつ,高度で幅広い専門知識や先端技術を身に付けている。
?生命科学や環境科学が関わる専門知識や技術が社会や地域でどのように活用されているかを理解し,その知識や技術を課題解決に役立てる方法を身に付けている。
【思考力?判断力?表現力】
?思考に生命科学,環境科学の基礎知識を組み込むことができ,柔軟に活用することができる。
?専門領域のデータや専門文書を理解することができ,基本的な専門用語を用いて知識伝達?情報共有することができる。
?客観的?俯瞰的?分野横断的な視点を持ち,課題に対して柔軟な思考ができる。
?他者の意見を尊重しつつ,解決策を提案できる。
?科学的?技術的?生命倫理的?社会制度的な見地から正しい知識を社会にわかりやす