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本講座は,県立広島大学の小見志郎特任教授が担当します。今回は特別講師として大日本印刷株式会社の花本恵嗣氏による講義も行われました。
 第10回は,第5講として「グローバルスタンダード獲得戦略」についての講義です。
 模倣障壁はビジネスに必要なもので,そのなかでもいち早く世界標準を握ることは必須の戦略です。
 その意味について考えました。   
講師  | 講義風景1  | 
 第11回は,ケースとして「日本の液晶パネル事業」について取り上げ,世界的に最先端であった日本の液晶技術が,
 昨今韓国,中国との競争に苦悩することとなっている戦略的要因について探ります。特別講師として,大日本印刷株式
 会社の花本氏による,液晶パネルの製造現場の専門的な話を盛り込んだ講義が行われました。
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特別講師  | 講義風景1  | 
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講義風景2  | 講義風景3  | 
受講後のアンケートの中から,受講者の声を紹介します。
「液晶についてよく知らないことがたくさんあって勉強になった」,「スマホやパソコンのディスプレイについて少し理解できた。」,「私はメーカーではないが,大変興味深い話だった。」など,花本氏のものづくりの現場の専門的な話から多くを得たようです。
講義のテーマに関しては,「製造業,メーカーのなかでも,シェア拡大のためにどのような戦略を考えているのかが興味深かった」,「実際のものづくりに関わっている立場からみた,スタンダード戦略が聞けて良かった。」という声もありました。
次回は,8月23日(金曜日)の様子を紹介する予定です。