【生命科学コース】生体ストレス解析研究室（岡田准教授）の研究が「実験医学」特集号に掲載されました！

印刷用ページを表示する 2025年3月17日更新

生命科学コース、生体ストレス解析研究室（岡田准教授）の研究が「実験医学」(特集: 骨格筋の老化によるサルコペニアその理解と戦略, 筋生物学を超えた総合知で、運動?栄養?創薬による介入をめざす！)に掲載されました。

【発表論文】　

Fly High―ショウジョウバエが切り開くサルコペニア研究

掲載雑誌名：実験医学増刊 Vol.43 No.5, 2025, p693-698.

著者：岡田守弘

【解説】

生命科学コースの岡田研究室（生体ストレス解析研究室）では、「なぜ、がんによって体調が悪くなるのか」、その原因を明らかにしようとしています。がんが進行すると、患者は痩せ細り「筋肉量が減少」しますが、詳しいメカニズムの多くは不明です。今回の総説では、個体レベルの解析に適したショウジョウバエを用いることで，サルコペニア（加齢による筋肉量の減少）の基本的なメカニズムに対する理解がどのように深まるか、その可能性について述べています。そして、がんの文脈におけるサルコペニア研究を中心に紹介し、「虫」をサルコペニア研究に用いる「無視」できない理由、魅力、および今後の展望を解説しています。

現在、岡田研究室の学生（安部さん、嘉藤さん、木原さん、髙橋さん、信時さん、余川さん）によって、がんによって体調が悪くなる原因を明らかにする研究が行なわれています！今後の研究成果にご期待ください！